【海外研究】ピア効果を用いた寄付促進ナッジ
概要
ピア効果を用いて寄付を促進するナッジ。イギリス国税庁の職員に対して、「寄付をしよう!」というメッセージと共に、最近、寄付をした職場の同僚が寄付をした理由が顔写真付きで書かれたカードを送った。その結果、写真無しで寄付を促すメッセージのみ書かれたカードを受け取ったグループに比べて、3.5%ポイント寄付をする人が増えた(2.9%→6.4%)。
対象者
どんな分野にでも活用可能
ひと言メモ!
この事例では寄付の促進ですが、職場やある特定のグループでナッジを使いたいときに参考になります。例えば、職場内でペーパーレスを進めたい場合に、先に始めている人がなぜ紙ではなくタブレットで資料を読むようになったかを顔写真付きで紹介するといったことに使えるのではないでしょうか。(大阪大学・北野)
出所:Behavioural Insights Team 2013 p.19の画像より
参考
Behavioural Insights Team. (2013) Applying behavioural insights to charitable giving