現在、日本国内には25チームの自治体ナッジ・ユニットが構築されています。ナッジ・ユニットによりナッジの適切な活用が進むことで、デザイン思考やEBPMの推進、職員の働き方の変容、自治体間連携への広がりも期待できます。
ここでは、ナッジ・ユニットの構築や自治体内でナッジを普及しようとしている方向けに、全国の事例や普及・構築プロセスに関する記事をまとめています。
国内のナッジ・ユニット構築状況
ナッジ・ユニットの全体像に関する記事
自治体におけるナッジ・ユニット構築
ナッジ・ユニットの類型を有志型・公式型・ハイブリット型の3つに整理し、それぞれの特徴をまとめています。組織の状況や目的に適した体制を検討する上で参考になるレポートです。
行政が「ナッジ」に取り組む意義
ナッジに取り組むことで、DXも含めて自治体のあり方にどのような良い影響があるか、デザイン思考やEBPMとの関係性とともに、ナッジ・ユニットによる働き方の変容や自治体間連携について考察したレポートです。
自治体におけるナッジ
ナッジの基本から体制づくり、ネットワーキング、具体的な実践事例まで、幅広い内容がわかりやすく、コンパクトにまとまっているレポートです。ナッジとデザイン思考やEBPM、DXとの関連性に加え、尼崎市版ナッジ・ユニットやつくばナッジ勉強会の取組も紹介されています。
ナッジ・ユニットの構築事例に関する記事
日本の地方自治体におけるナッジの実装
国内初の自治体ナッジ・ユニットである横浜市行動デザインチーム(YBiT)の取組を参考に、自治体におけるナッジの展開方法、ナッジ・ユニット構築のための必要条件、普及プロセスを解説しています。
MyBiT令和4年度活動報告書
宮城県行動デザインチーム(MyBiT)の活動レポートです。ナッジとデザイン思考、EBPMの関連性が整理されてあることに加え、ミッション・ビジョン・バリューといった活動理念の設計プロセスも参考にできます。
北海道行動デザインチーム令和3年度事業報告書
ナッジとデザイン思考の融和により政策イノベーションを目指す、北海道行動デザインチーム(HoBiT)の活動レポートです。実践事例とともに、活動内容が丁寧に説明されており、チームコンセプトの設計や具体的な活動内容を決めるにあたって、参考になります。
堺市環境行動デザインチームSEEDs
環境施策へのナッジ活用や庁内外への普及などを目的に活動する堺市環境行動デザインチーム(SEEDs)を紹介しています。環境分野に特化した自治体初のナッジ・ユニットですが、環境・エネルギー担当部署の方のみならず、自治体内でナッジを普及するに際し、ビジョン・ミッションを描き、戦略性を策定する上で参考になります。
福井市ナッジ・ユニットの取り組み紹介
福井市役所内へのナッジの普及促進を目的に、若手職員による事業提案制度を活用して結成された福井市ナッジ・ユニットについて紹介しています。既存制度を活用したチームの立ち上げや、アカデミア・県との連携、デザイン思考・EBPMとの融合などを検討する際に参考にできます。
東京都狛江市における“おしチャリナッジ”の検討
東京都狛江市において、担当部署と庁内公募の職員による検討チーム「おちチャリラボ」を設置し、自転車の押し歩き(=おしチャリ)を促すナッジを検討したプロジェクトについて紹介しています。地域のデザイナーやNPOといった様々なメンバーと協働してナッジに取り組む際に参考になります。